変形性手関節症
 
症状と経過
 
 手を激しく使う仕事に長期間従事した人,月状骨軟化症の末期や外傷による手関節面の変形に
続発する.手関節の運動痛,変形,可動域制限,関節の不安定感,握力の低下,轢音(ギシギシ
音)などの症状が起こる.立ち上がるときに手の平をつけないという困難があるが,握り拳をつ
いて立ち上がるという習慣に代わっていることが多い.症状が軽い例はあまり受診しないので,
整形外科外来では比較的まれな疾患である。


病態

 手関節の関節裂隙が狭くなり,骨棘が形成される (図9-12).

9-12


治療


・サポーターや固定装具で保存的に治療する.

・激しい痛みが続く例には手関節固定術を考慮する.しかし手関節が完全に固定されると日常動
 作がかなり制限されるので,傷害の激しい部位を選んで部分的手根骨間固定術を行う.



   

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