強直性脊椎炎、胸肋鎖骨肥厚症、ティーツェ病
 
強直性脊椎炎

 若年男性が不定の胸壁痛を訴えたときには本症を疑う.胸骨の線維軟骨結合は好発部位とされ
ている.

胸肋鎖骨肥厚症

胸鎖関節と胸肋関節部に痛みと限局性の発赤・腫脹を訴える.圧痛と軽度の熱感を認める(図4-5a).
X 線像で胸鎖関節中心の骨硬化と骨肥厚が認められる(図4-5b).ほとんどの症例で手の平や
足の裏に発赤と囊胞形成,すなわち掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)を合併する(図4-6).
仙腸関節や脊椎にも病変が現れることもあり,掌蹠膿疱症性関節骨炎ともいわれる.
 本態は炎症疾患で,自然治癒の傾向が高い.
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ティーツェ病

 前胸壁痛を訴え,第2あるいは第3の肋軟骨部に軽度の腫脹・発赤と圧痛を認める(図4-7a).
原因は不明であるが,骨軟骨の炎症と考えられている.X 線像で一過性の石灰化を認める
こともある(図4-7b).女性に多い.自然に軽快するが,狭心症と紛らわしい部位の痛みなので,
患者さんは心配する

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