| 腰部脊柱管狭窄症 | ||||
60歳を過ぎると,長く立っていたり歩いたり すると,腰が痛くなり,足のしびれや下肢の痛み が出ることが多い.腰掛けたり,しゃがんで休む と,しびれや痛みが軽くなってまた少し歩ける. しかしまたしばらく歩くと,再びしびれや痛みが 現れる.これを間欠性跛行という(図2-10). 症状が両足に徐々に起こることが多いのが,椎 間板ヘルニアと異なる特色である.腰部脊柱管狭 窄症という難しい病名が付けられているが,坐骨 神経痛と考えてよい. 【病態】 前方からは老化変性した椎間板が後方へ膨隆(図 2-11の )し,後方からは椎間関節の節くれ立 ち(図 2-12の )により,神経の入っている背骨の管(脊柱管)が狭くなって,神経が圧迫される (図 2-11,12).後屈位では神経への圧迫が強く,前屈位では軽くなる(図 2-13).故に,“高年者が 無理に腰を伸ばして,姿勢をよく”というのは正しくない.
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