変形性脊椎症
 
 
症状と経過

 変形性脊椎症自体は脊椎の加齢変化で,必ずしも病気ではない.腰部脊柱管狭窄症の原因
となって腰痛や坐骨神経痛を起こす.しかし X 線像上の変化と症状とは並行せず,無症状の例
も多い.

病態

 椎間板の変性により椎間板の高さが減少し,椎間関節の軟骨が変性して椎間関節裂隙が狭くな
る.椎体辺縁や椎間関節に骨棘が形成される.高齢者では手指が節くれ立ってくるが,それと類
似の変化が脊椎に起こると考えてよい.椎間板狭小化と骨棘の程度によって grade 0から grade
3に分類されている(図 2-7).
 腰椎前後像でも椎間板狭小化や傾斜化が判断でき,椎体側方に骨棘がみられる(図 2-8).変性
した椎間板が後方に膨隆し,脊椎造影像や MR 画像では脊柱管狹窄の所見を呈する(図 2-9).し
かしこの所見も臨床症状に直結するわけではない.


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治療


 変形性脊椎症自体は治療対象にならない.しかし腰痛や坐骨神経痛を起こしやすい状態になっ
ているので,無理な仕事やスポーツなどを避けることが重要となる.


  

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