中足骨疲労骨折、モートン病、強剛母趾

 
15-12

中足骨疲労骨折

  長距離歩行やスポーツ過重練習が誘因となる.
 発育期のスポーツ選手に多い.かつては軍隊の
 行軍後に発症したので,行軍骨折ともいわれた.
 若い時期のスポーツを再開した中年女性にもみ
 られる.中足部に痛みと腫れを訴える.
 第2・第3中足骨に多く,骨折部に圧痛を認める.
 早期例ではX 線像に異常がみられないことがあ
 るが,2〜3週後に骨折線や紡錘型の仮骨形成が
 現れる(図15-12).

≫治療
  スポーツを休止して,安静を保つだけで治癒する.

モートン病
15-13

  第3・第4中足骨間で足ゆびへいく神経が圧迫さ
 れて起こる絞扼神経障害である.足ゆびの先に
 放散する鋭い痛みを訴え,中足骨間に圧痛を認
 める.進行すれば神経腫を形成する(図15-13).

≫治療
  横軸アーチ支持のパッドを使用する.難治例には
 神経腫切除も行われる.
 

強剛母趾


  足親指の中足趾節関節の変形性関節症である.
 中年以降の男性に多い.正常歩行では中足趾節
 関節は30-40°背屈しているが,本症では背屈で
 きなくなるので(図15-14),歩行障害を起こす.
15-15


  X 線像では関節裂隙が狭小となり(図15-15),
 背側に大きな骨棘が形成される.痛いたこが形
 成され親指が太くなる.

≫治療
  靴底が舟底型の靴を使用する.
15-14


   

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