踵骨骨折、踵骨骨端症、踵骨棘、足底腱膜炎

 
踵骨骨折

  踵骨骨折は高所からの落下によって起こる(図14-10).踵骨の関節面が落ち込むので,これを
 正しく整復しなければならない.整復が不完全な場合には距踵関節の適合性が不良となり,痛み
 の原因となる.また内側に突出した骨片によって足根管症候群を起こす.

14-10


踵骨棘、足底腱膜炎

  踵の下に痛みを訴える.踵骨の内側底面に付着する足底腱膜に繰り返して牽引力が加わって起
 こる.腱膜付着部の機械的炎症や滑液包炎と考えられている(図14-11).X 線像で踵骨の底面前
 方に骨棘を認めることがあるが(図14-12),これが直接の原因であるという確証はない.

≫治療
  副腎皮質ステロイド薬の局所注射も有効である.痛みを感じる部分をくりぬいた足底挿板で免荷する.

14-11  14-12
 14-13

 
踵骨骨端症

  10歳前後の男子に多い.踵の後方に痛みを
 訴える.X 線像で踵骨結節部の骨化核が断片
 化していることがあるので,骨端症の一種とさ
 れている(セバー病) (図14-13).自然に治癒する.



   

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