先天性内反足、麻痺性内反尖足、足根管症候群

 
 14-8

先天性内反足
 
  生下時からみられる変形であるが,その例数
 は少ない.変形が残れば成長後に疼痛を訴える.
 生直後から熟知した専門医の治療が必要である.


麻痺製性内反尖足

  脳血管障害による片麻痺で内反尖足を起こす
 頻度は高い.脳性麻痺による内反尖足もある.
 歩行困難を訴え,突出した外くるぶしに痛みを
 訴えることもある(図14-8).

≫治療
  足の構造・機能をよく知っている整形外科医
 が関与すべき変形である.短下肢装具がよく用
 いられるが,腱移行術などの手術対象になる例
 もある.


足根管症候群


  内くるぶしの下に限局性の圧痛があり,足底
 部から足趾にかけての放散痛を訴える.足底に
 感覚障害を認める
(図14-9).

  内くるぶしの直下には足趾の屈筋腱と神経・
14-9

 血管が通っているトンネルがある.この部位で
 脛骨神経が締め付けられて()起こる絞扼神経
 障害である.

  特定の原因が不明な特発性もあるが,ガング
 リオンによる圧迫が原因となっていることが多い.
 踵骨骨折の変形も誘因となる.まれではあるが
 足根骨癒合症による骨性隆起による例もある.

≫治療
  副腎皮質ステロイド薬の局所注射を試みる.
 圧迫要因が明らかな例には手術も行われる.


   

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