| 子どものばね指、にぎり母指、強剛母指 | ||
| 【症状と経過】 子どものばね指(図10-15)では,1-2歳の子どもの母指が伸ばせない,母親が他動的に伸ばし てやるとコクンという,と訴える.母指の指節間関節が伸展できない.母指の基部掌側に粟粒 〜米粒大の硬いものを触れる.子どもはとくに痛みを訴えることはない. 一方,にぎり母指(図10-16)は基部の中手指節関節で屈曲位となっているが,ばね現象がなく 他動的に容易に伸展できるのが普通である.しかし容易に伸展できない例もあり,強剛母指とい われる. 【病態】 ばね指の原因は先天的な腱鞘の狭窄あるいは腱の肥厚とする説があるが,明らかではない.
【治療】 ・大多数の例が自然に治癒することを親に説明して,経過をみる.子どもに装具などで固定する のは実際的ではない. ・5-6歳まで待っても症状が残る例には腱鞘切開術を行う. |
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