| 槌指、突き指 | ||
| 【症状と経過】 いわゆる突き指には軽い捻挫から靱帯損傷や骨折・亜脱臼まで多様なものが含まれている. 突き指は野球などのボールの受け損ないによることが多く,中指と環指に多発する.指の先を伸ば すことができなくなり,指先がハンマーのように曲がった状態を槌指という. 【病態】 突き指になったときに遠位指節間関節が強く屈曲されるが,組織の損傷は図10-13の3種に分 類される.受傷直後に指の側面X 線像によって亜脱臼の有無を確認しなければならない. 遠位指節間関節が曲がったままで放置されると,近位指節間関節の過伸展変形を生じスワン ネック変形に移行することもある.しかし放置された槌指のままで,日常動作にとくに支障のな い例もある. 【治療】 ・遠位指節間関節の亜脱臼がなければ,装具に よって伸展位で固定する.プラスチック製の キャップ式装具(図10-14)が市販されている. 固定期間は6-8週くらいが必要である. ・亜脱臼がある場合には正しく整復し,経皮的 に鋼線で固定する.陳旧例に対する伸筋腱再 建術ではよい結果を得ることが困難とされて いる. |
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