ヘバーデン結節(遠位指節間関節症)、
          ブシャール結節(近位指節間関節症)
 
症状と経過

 指先の関節の節くれ立ちである.指先に近い関節を遠位指節間関節という.40歳過ぎの女性
に多い.両側の遠位指節間関節の肥大,変形が徐々に現れる.衝撃が加われば痛むことがあるが,
長期的には痛みは自然に消退する.可動域も制限されるが,日常動作に障害はない.

遠位指節間関節が主病変とならない関節リウマチとの鑑別が重要である.

病態


 遠位指節間関節の加齢変化で,変形性関節症である.関節裂隙が狭くなり(図10-3),骨棘のた
めに関節が肥大する(図10-5).体質的な要因が関与していると考えられ,母指の手根中手関節症
と合併することが多い.英国のHeberdenは全身性の関節症の特徴の1つとしてこの病態を記載
し,ヘバーデン結節と呼ばれるようになった.

 一方,近位指節間関節の両側性肥大で(図10-4,6),関節リウマチに起因しない場合はブシャー
ル結節と呼ばれる.


 10-3  10-4
10-5 
10-6


治療

・心配のない病気であることを説明して,経過をみる.


   

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